ちょっとマイナーなんですが、静岡県浜北市に木の神様ククノチを祀る神社があります。
地元の人間なら「緑花木センター」にある神社と言った方が場所がわかりやすいかも。
↑ここが地元の人間なら「緑花木センター」。
花や庭木と言ったらここ!笑
この場所の入り口に植木神社があります。
今回はこの植木神社と木の神様ククノチをご紹介します!
ククノチとは
植木や花を扱う庭屋さん、もちろん林業の方にはぴったりな、木を司る神さまです。
木の神様で古事記では久久能智神、日本書紀では句句廼馳と書きます。
イザナギ・イザナミの神産みで、家の神、風の神、草の神、山の神などとともに自然界の神として生まれました。古事記では山の神オオヤマツミの前に生まれているんですよ。
「クク」が「茎」からきているとか、「木々」の古代の言葉と言われており、
「チ」が精霊や霊力があるものを意味します。
「ククノチ」は木々の精霊みたいな意味ですね。
植木神社とは
この浜北は江戸時代から桑の苗をはじめとして各種苗木の生産がはじまったそうです。戦後高度成長期には林業が盛んになり、多賀大社からイザナギ・イザナミを勧請しました。そこに、木の神様である「ククノチ」も合祀し、この神社を建立。林業の発展を祈ったようですね。
さすが、林業の町!です。
『植木神社』
浜北営農緑花木センター隣。
わたしもよく花や庭木を見に行く好きな場所です。
ファーマーズマーケットは地場産品が豊富でお買い物におすすめですよ。
静岡県浜松市浜北区新原1174-3
その他ククノチを祀る神社
公智神社(くちじんじゃ・兵庫県西宮市)由緒ある延喜式内社。スサノオ・クシイナダヒメと共に祀られている。