お正月さまは「男のアマテラス」だった!?大年神=ニギハヤヒ=アマテラス。古代史の謎に私がハマったきっかけのお話。

お正月ネタのつづきです。 

前回はお正月って何?をお届けしましたが、ひきつづき、ようやく私が書きたかった本題、

「お正月さまの正体とは!」

をお送りします。

前回のお話はこちら。

神様オタクてらっちとしては、古事記や神社に伝わる伝承などから、このお正月さまの正体をご紹介したいと思います。

このお正月さま、かなり偉大な方で、実は、わたし的に一番好きな神様なんです♡

その名も、大年神またの名をニギハヤヒ‼️さらに又の名をアマテラス!?
え、アマテラスって女の神様じゃないの?

いいえ、実は男だったんです。
……という、古代史の謎に私がハマったきっかけのお話。

お正月さまとは?

お正月はお正月さまと呼ばれる神様を家にお呼びして一年の幸せを願う行事。

お正月に家にお招きするお正月さまは、別名がたくさんありまして、年神様、大年神、歳徳神、恵方神、お正月様などなど、地域によっていろんな呼ばれ方をします。

さまざまな呼ばれ方をする方は大抵偉大な業績を残した神様でして、つまり、お正月さま=大年神様は、かなり偉大な方っていうことです。

(わたしのブログを読んでいる方はおわかりだとは思いますが、神社の神様の多くは、古代の日本を闊歩し、暮らしを営んでいた日本人のご先祖さまで、実際にいた人ではないかと言われています。ただし、火の神、土の神といった自然神は別です)

では、まずその大年神の家族構成を見ていきましょう。

家族はスター芸能人並み

古事記によると、大年神は、父・須佐之男(スサノオ)、母・神大市比売(カムオオイチヒメ。山の神である大山祇神オオヤマツミの娘)、このかなりビッグネームの二人の間に生まれています。

妹には宇迦之御魂神(ウカノミタマ)がいまして、この人はなんとお稲荷さんです。

わたしからするとスター芸能人一家って感じですねー笑

では大年神にまつわる人物紹介を簡単にしますね。

》スサノオ

天照大神の兄弟として古事記に登場。ヤマタノオロチ退治で大活躍した出雲のスーパーヒーロー。

詳細はhttps://story.teracchi.com/2021/10/07/561/のブログでどうぞ!

》神大市比売(カムオオイチヒメ)

「神々しい立派な市」から、市場の守護神といわれています。

「大市」とは地名であるという説もあります。父は水源たる山の神オオヤマツミ、子供(宇迦之御魂神)は稲作の神であり、「大市」なる地の平地や水田をイメージし、稲の実りを司る神であるともいわれます。大地の母のイメージですかね。

》宇迦之御魂神(ウカノミタマ)

お稲荷さん、穀物神、わかりやすく言えばご飯の神様!

伊勢神宮外宮の豊受姫もこのウカノミタマと同一神とされています。

お稲荷さんといえば、全国に3万社あるくらいですし、知らない方はほぼいないお社ですから、妹も超ビッグネームです。

》大年神

大年神ご本人も穀物神です。

本居宣長がいうには、「とし」とは「穀物」稲の実りのこと。信仰の根底にあるのは『穀物の死と再生』なので穀物の神なんですね。

—–

母も妹も穀物神。

スター一家はスサノオ以外、ほぼご飯や稲の実りの家族でしあ。

古代の人がいかに稲作を大事にしていたのかがわかります。

さて、基本的な性質がわかったところで、次の項では穀物神という概念世界から現実世界へ。実は「ヤマトの大王だった❗️」というお話しです。

大和王だった

大年神が実は古代ヤマト王国の王だったという説があります。

原田常治氏の著作『古代日本正史』なる本がありまして、

昔これにどハマりしまして笑、(著者は神社の由来を辿ると神さまたちは実在したと語る第一人者)

奈良近辺に建国された一大王国大和(ヤマト)、ニギハヤヒがこの大和王であり、又の名を大年神、さらにさらに、このニギハヤヒこそが本当の「アマテラス」だっていうんです。(かなーり略してます)

「アマテラスは男だった」その証拠とされるのがこの本名にあります。

『天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊』

アマテルクニテルヒコアメノホアカリクシタマニギハヤヒノミコト。ほぼ呪文ですね笑

ただ見て欲しいのはここ。

「天照」って字が入っているんです。

ここから、この人は本来のアマテラスではないのか、と言われています。(もっとあれこれ検証はありますが長いので省略)

ホツマツタエという古代語で書かれている書物でも、アマテラスと同意義と思われる「アマテル」が出てきまして、これは最高位を表す役職名だといい、職務についているのは男性です。

ニギハヤヒは、出雲から大和へ攻め入り、当時大和国の首長だったナガスネヒコをくだし、その王族の娘を娶ることで王となりました。

そして三輪山に鎮座したと言われています。

また、

奈良県にある有名な大神神社の御祭神大物主神は実はこの人、ニギハヤヒとも言われています。

当時の権力の座に着く方法って、その地の権力者の娘を嫁にもらう、なんですね。

まとめ

大年神=ニギハヤヒ=男のアマテラス‼️

アマテラスは本来男だった‼️

(女でもなれるってことかもですが)

お正月さまは、男のアマテラスとして

古代ヤマト王国を治めていた偉大な王だったんです。

↑結論。

そんなわけで、わたしが大好きな神さまランキング一位のニギハヤヒのお話しでした❤️

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この記事を書いた人

teracchi

神社の神さまのお話と、お仕事と日々の徒然とごった煮ブログ。

お仕事はアニメ動画シナリオライター
『神さまアロマ』の神さま担当&広報担当
ペライチ認定サポーター、ペライチLOVE❤️

静岡お茶の町掛川在住。
すでに働いている子ども二人と旦那ひとりの四人家族。

工場のおばちゃんをやめて、
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