こんにちわ、ペライチとITサポートのてらっちです♪
今回は相続したこじらせ土地のお話。
大昔に母が購入した土地があります。
昔は土地転がしなんて言葉がありましたが、今わたしたちが持っている土地は税金と草刈りで手間ばかりかかっています。売ろうと思ったら、また問題が発覚しました。
わたしたち姉弟の母はもう10年近く前に亡くなっていて、土地自体はわたしと弟で所有する形になっています。ただ、「売れてからその時にちゃんと相続すればいいよー」とのアドバイスだったので、名義はまだ亡くなった母のまま。その土地は、これまで2件の不動産屋に広告を出してもらっていましたが、ずっと売れる様子がありません。
毎年、税金をただ払い、毎年除草剤を弟が撒いている、手間とお金がかかるだけの土地です。
これはなんとかせなあかん!と思っていたところ、先日たまたま個人の不動産屋さんと出会い、改めてその方に売れるかみてもらう機会がありました。
ところがまあ面倒な土地であることが発覚。
備忘録として、何が起きたか書いておこうと思います。
農地転用問題
不動産屋を個人で始めた女性に出会い、そうだ、この土地を彼女に売ってもらおう!と思って打診した結果……。
私たちが認識していたのは、「うちの土地は宅地」だったんです。だから、もうちょっと綺麗に見栄えをよくして、もうちょい手を入れて、彼女に売り込んで貰えばなんとかなるんじゃないかと淡い期待を抱いていたんです。
でもそれは素人のあさはかさ。次から次へと知らぬ情報が現れ始めました。
地目が畑だった
わたしたちがずっと宅地だと信じていた土地が、大手不動産屋の広告では「畑」になっている、と彼女に言われました。「え、うちのは宅地じゃなかったの?」
税金の項目も、「宅地批准雑種地」となっており、まあまあ高い金額を払っているので、宅地だとばかり思っていました。
ところが、実際は「畑」でした。
まだなぜ高い税金になっているのかはこれから調べるのですが、それならもしかしたら払い損?
売るための数々の壁
上下水道がない
宅地として売るためには、上下水道もしっかりしていた方がそりゃあ売れる可能性は高くなります。ところが、この土地、長いこと誰も家を建てたことがないのですから上下どちらもついていません。
水道がついているはずだ!と言い張って、先日市役所に確認したところ、どうやら地域の井戸水が引かれているのだろう、とのことでした。井戸水があれば生活はできますが、宅地として売るのであれば、水道を引き込みまでするか、売る際に「その分値引きしますよ」といった対応をしなければなりません。
下水の方も、浄化槽がないだけ売る際の不利になります。ふう。
橋がない、地面をかさ上げ必要
この部分は認識していたのですが、用水路を超える橋をかけなければ土地に入れない場所に土地はあります。
橋をかけるためには地面をかさ上げする必要がある、とはだいぶ前に聞いたことですが、100万円前後の金額が提示されてそのままです。
測量されていない
どうやらちゃんとした測量もされていないようです。自分の家を建てた時に経験していますが、またこの分お金が発生しますよね。
宅地で売れるかわからない
そもそも、宅地で売れるかわからない、と言われました。
なに?なんでやねん?
調べたら「条件付き」で畑を宅地に売ることができる土地なんだそう。それなら宅地で売れるんでしょ?と思ったらどっこい。まだ問題がある。
母は農地転用で「畑を宅地にします」と計画して(そういう書類を出してあるらしい)購入したのに、宅地にせず畑のままになっているのが問題とのこと。
なので現在の地目は、畑で、実際に宅地になるかまだ微妙、と言われているところ。
今後の対策
不動産屋さんとの話で、「まずはきちんと土地の相続人となり、購入の経緯を市役所から聞き出す」ことになりました。
ちなみに、これまでは亡くなった母の名義のままで土地を所持できていましたが、2年後には名義変更が必要になるそうです。
土地問題はまだまだつづく……
最初は、「不動産屋さんに頼んで、もうちょっと土地の雑草とか綺麗にしたら売れるんじゃないか?」なんて気楽にお願いしたのですけど、開けてみたら、それ以前の問題。大変めんどくさい土地でした。
なんにしろ、子供の世代になると人数が増えるので余計にややこしくなります。
なんとか片付けて子供達の世代にこのややこしやーな問題を受け継がないようになんとかクリアしたいと思います。はい。