先日神社めぐりツアーをしまして、こんな質問をいただきました。
「神社のお詣りの仕方を教わりましたが、逆にやってはいけないことを教えてください」
今回はその疑問にお答えします。
参拝でやると良いこと
神社ツアーでは、
・神社では左が上位
鳥居をくぐる時は左足から。階段を登るときも左足から。拍手は左手がちょっと上に出る
・二拝二拍手一拝
・角度は90度で!
・まずは感謝する
・はらいたまえ、きよめたまえで終わる(長い祝詞もある)
みたいなことをお伝えしました。
皆さん一生懸命マネしていただきまして、祝詞も
「払い給え清め給え、神ながら守り給えさきわいたまえ」
もしっかり覚えようとしてくださったり。
ただ!
やった方が良いですよーとはいうものの、これらは
やらなければいけないものでは、ない!んです。
まあ、やりたければやる、やりたくなければやらなくてもバチが当たったりとか不幸になるとかはありません。
神道には教義はない
実は神道には教義や教典といったものはありません。
だから、何をやるにも自由です。
そもそも江戸時代までは仏教と同じ敷地にあるのが普通でしたし、ほかの宗教でさえウェルカムです。
懐の深さはほかに類を見ない宗教です。
日本人が、「結婚式はキリスト教、正月は神社、葬式は仏教」とある意味節操がなくてもなんの違和感もないのは、神道の考え方が根底にあるからかもしれません。
たまにわたしも神様のこと書いてますが、神さま自身もわがままですし、絶対神ではありません。
拝みに来た人をどう思うかも神様のその時の気分次第です笑
というわけで、何しろ二拝二拍手一拝でさえ、明治に入って決めたことで、出雲大社は四拝四拍手一拝ですしね、神社によって違うわけで、絶対の決まりはないんです。
だから「あーーーー!鳥居を右足から入ったから死ぬ!」ってこともなく、バチが当たって苦しむってこともないので、
まあそこまで気にしなくていいです。
お詣りで何より大事なこと
それより大事なのは心持ち。
まず神社に参拝できたことに感謝。(←これって大事だとおもう)そして願い事は「〇〇しますので応援してください!」の形で伝える。
神社の清々しい空気を感じて、頭の中を空っぽにして、埋もれてしまっている直感を呼び覚ます。
人間の原点に戻るっていうのかな。
金稼ぐぜー!っていうんじゃなくてね
シンプルに自分が本当にやりたいこと
楽しさを感じる根っこを探ったり、
感覚を研ぎ澄ましたり。
そんなことをぜひ神社では
やってみてください。
では。
かしこみかしこみ。